いじめだぁ
仕事の愚痴吐き。
またやられた。
ようやくちょっと和みかけてた同期4人の真上にまた雷が落っこちた。
それぞれのデスクに上司がまわって、怒鳴り散らす勢いの説教を長時間、一人ずつに。
人間て恐ろしー、と思いながら眺めてた。
他3人のところを先に順番にまわってたから。
ガーガー怒鳴り散らしまくって、最後においらのところに。
きたわー。 ビクビク
「end-earさん、調子どう?^^」
……え(滝汗
「え、あ、いや、え?」
「調子はどうかなーっと思って^^」
「あ、はい、ぼちぼち……」
「そう~^^ これとこれと、こういうのもやっていいわよ^^ ここはこうしてみるのはどうかしら^^」
え、同一人物ですか……orz
なんかドン引きしてもた。
そして3人の視線が痛い。
上司が言ってるアドバイスはベテランが許されてる範囲のことまでゆうてる。
正直おいらはまだ基本をもう少し完璧にしたいから脱したくないと思ってるんだけど、終始笑顔で勧められる。
ふう、また溶け込みにくくなった。
そしてついに、同期の一人がやめていくことにT-T
「くたくた。」 の記事に登場した、同期Cさん。
他二人がやめたとしてもCさんだけはうまくいくだろうと思っていただけに、ちょっと衝撃が大きい。
一番しゃべりやすかったしorz
残業しろという上司のプレッシャーがきついらしくて、時間的にもきついから他探すとのこと。
こんな怖いこともあった。
休憩時間に超ベテランの先輩が、廊下で彼にメールしてるおいらのとこに近づいてきた。
「……ようやくあんたの件数に追いついたわ」
「は、はい?」
「入って数ヶ月のくせに……」
先輩はそう言い残してそのまま立ち去りはりましたorz
ほんままじ怖いから;;
おいらだって一生懸命頑張ってるんだもん。。
手抜くなんてイヤだし、自分でやれる可能性はどんどん広げたい。
望んでる仕事であろうとそうでなかろうと。
愚痴りたかったの。
吐いちゃった。
残業のあとのお楽しみ。
昨日、残業して帰りが遅くなったおいらを彼が車で迎えにきてくれた。
もうね、慌ててトイレで化粧なおs……(略
いつも行っていたお寿司屋さんの駐車場へ車を入れてから、電気が点いていないことに気づく。
金曜の夜でも客がおいらたちだけという、いつ潰れてもおかしくないよね、と二人で話してたお店だけに心配になって正面へまわる。
「閉店て書いてる……」
すぐそばに回転寿司の有名チェーン店ができているせいで、その高めのお寿司屋さんはがらがら。
でも手を抜いている様子は全くなくてむしろおいしーくて、まるで貸しきってるような気分でいつもデートしてた、ちょっと思い入れのある場所でもある。
あのおいしい玉子焼きとうなぎを焼いていたおじさんはどこ行ったのかなぁ、なんて心配したりも。
仕方なく、その近所の回転寿司のチェーン店へ。 (ちょっとだけ罪悪感w)
わさび抜きのお皿が大量にまわってることには、彼は満足w
彼はわさびが少し苦手なのだ。
おいらはおいしいおいしいと言いながら食べていたのだけど、彼は、新しいとこ探さないとなーと呟いてた。
でも値段は半分以下になったからリーズナブルでいいかも?
舌の肥えてないおいらにゃ正直あまりわからないしorz
でも、鮭とろ軍艦の上に乗ってるいくらが石のように硬くなってて、その上鮭とろの上部分が乾燥して茶色くややカリカリ気味になってたのはちょっと凹んだw
噛めないいくらとか切なすぎorz
そのあと彼が寄ったのはゲーム屋さん。
実はその、潰れたお寿司屋さんの向かいにあって、いつもお寿司屋さんの帰りに寄っていた所。
昨日寄ったのは、新発売になったゲームボーイmicro を彼が買うため。
最近コマーシャルでよくやってるアレです。
なつかしのスーパーマリオの音、彼も魅了された少年の一人。
本体のカラー選びで、黒かファミコンカラーかでしばらく迷っていた彼がおいらに助けを求めてきた。
「どっちにしたらいい?;;」
「○○(彼の名前)は黒を買ったら、絶対あとでチラシとかCM見かけるたびにファミコンカラーにしとけばよかったって思うと思うよw」
「そうか、じゃあファミコンカラーにしとくか!」
彼はものすごく優柔不断だけど実は心は決まってる、というタイプの人だと思う。
つまりそれを見抜いて、ポンと背中を押してあげるのがおいらの役だと。
なんとなくそこは付き合い始めの頃から息が合ってた^^
違うこと言うと明らかに、違う、という顔をするのもちょっと面白くてたまにやるんだけど(爆
早速持ち帰って、新しいおもちゃを得た少年のような表情で開封していく彼。
「子供みたいな顔しちゃって~(笑」
「子供です^^」
「でかい子供やなー」
「 ;ω; 」
なつかしのマリオの音が聞こえたら、なんだかおいらも嬉しくなった。
多分、5歳くらいの時に初めてプレイしたと思う。
横スクロールの、飛んだり跳ねたりするのが苦手で、すっごい下手だったけどw
ちゃらっちゃららちゃらら~ん。
「あ、今マリオ死んだやろw」
覗いてなくてもわかる。
ゲームオーバーになった彼に代わりマリオ操作。
どうやら1-2でゲームオーバーしていたらしく、あっさり彼のポイントを抜くw
3-1の無限増殖で失敗し、3-2で撃沈、4-1も行ったけどあっさり乙だった。
「難しいもんだなー…」
おいらのを見て彼が必死でかじりついてるのがかわいくて、それを見ながらお掃除とか用事を済ませた。
最高得点が残るんだけど、おいらのポイントを抜いた!と嬉しそうに持ってきて見せる姿がめちゃくちゃかわいくて^^
全く、反則だよ。
いつも怖い顔してる34歳がそんな顔するなんて!w
んもー、かわいすぎ(*ノωノ)
そんな思わぬ収穫はあったけど、彼の勧めるままゲームしてたらつい帰りが遅くなって睡眠時間がちょっと短くなってしまった。
朝から二人で、眠いねー、とメールで愚痴り合ったorz
宗教×選挙
ちょい前の「弟とケンカ」の記事 の件で心がくたくたになってたおいらは、日曜深夜の帰り道に彼に少し相談した。
弟と母に甘くなってしまっていたのは、その愛情だけではなくて、自分の弱さからくるものが大きいと気づいたこと。
悪者にされるとわかっていても、ひとりぼっちになるのが怖くて拒絶しきれなかったこと。
弟と母がいなくなると、親戚からも縁遠いおいらは、孤立無縁になってしまうこと。
「もうひとりじゃないやろ?」
運転しながら彼がそう言って、赤信号で停車中においらの手を握ってくれた。
しぃ姉さまの言う通り、彼がいたから心の余裕ができて、気づけたんだと思う。
自分の弱さとの戦いに負けずに頑張ろうって思った。
*********************
その連休の土日。 (時間軸前後しますm(。。)m)
彼の部屋にはとんでもない数の電話とインターホンが鳴りまくった。
そう、総選挙。
土曜は夜遅くまで、日曜は朝早くから鳴りまくってて睡眠時間かなり削られた。
昼までに、留守電に11件ものメッセージ。
決して電話にもインターホンにも出ようとしない彼に、さすがに見て見ぬ振りすらできなくなってきて。
「これって宗教の人だよね……? 選挙のことだよね?」
「う、うん……」
「素朴な疑問なんだけど、宗教の人たちって、その宗教であること以外にその候補者を推薦する理由ってあるのかな?」
「え?」
「郵政民営化にもあまり興味がないって昨日言ってたやん? じゃあなぜその人に投票したいと思って、他人にまで勧めるのかな、って」
「えっと……」
「職場でその宗教の人にその候補者に投票してねって言われて、イエスと答えなかったらいじめられたの。 どういう理由で勧めてるのか言ってもらえたら、考えますと答えられるけど聞いても言わないし」
「え、本来は理由をこう説明してくださいっていう資料が配られるんだけど……、俺は今回もらってないからわかんないな……」
Σ('д';
おいらが聞いたのは、その人個人がどうしてその候補者に投票したいと考え、さらに他人にまで推薦したいと思ったのかということ。
しかしその説明する理由まで、宗教の方で用意されて配られるとわ……予想以上の答えにおいらもうろたえた。
「え、いや、そうじゃなくて、○○自身(彼の名前)が宗教とは関係なく、どうしてその候補者に投票したいと思ったのかな? って」
彼は答えに詰ってしまった。
恐らく生きてきて一度もこんな疑問をぶつけられたことがなかったのかもしれない。
少し考えてから、思いついたように彼が再び口を開いた。
「……ほら、消去法だよ」
「消去法?」
「○○党はいまいちだし、○○党は嫌だから、その党に、って」
あながち嘘とは言い切れない、言ってることは正しい。
でも今思いついた、としか思えない感じもした。
「うん、確かに」
このあと、投票行ってこよっかな、と言っていた彼が、行くのをやめると言い出した。
そして宗教関係者からの電話に、ついに出た。
「ついさっき行ってきましたよ、はい」
と話してるのが聞こえた。
もちろん行ってない。
それっきり、電話もインターホンもびっくりするくらい、ピタっとやんだ。
まるで見張られてるみたいでちょっと怖かった。
「これで、もう電話こないから。 うるさくてごめんね」
19時頃、おろしそばを夕食に作る予定だったのを彼がやると言い出してせっせと用事し始めた。
なんだか無理してるようにも見えて不安になって、
「ねね、投票行くの我慢してない? 行ってきていいんだよ、その間にご飯しておくから」
「ううん、我慢してないよ^^」
「おいらのせいで我慢してない? 行ってくる? 行ってきていいんだよ?」
「ううん、そんなことないよ、行くのやめただけ」
せっせと用事する彼の後ろについてまわってちょっかい出しながら連呼する。
「そう? ほんとに? 我慢してない?」
「うん^^」
行くなという意味で問い詰めたのではないのだけど、彼なりに考えたのかなぁ、と前向きに捉えることにした。
食事が終わった後、それでも気になったおいらは抱っこされながらもう一度聞いた。
「本当に行かなくてよかったの? 後悔してない?」
「うん、いいの^^ せっかくend-earがきてるんだから、end-earの方が大事」
(おいらがなぜ投票しないかは「彼のこと、おいらのこと。」の記事 の後半部分参照)
彼は言わなかったけど、おいらがぶつけた疑問で彼も何かしら自分の中で気づいてくれたのかもしれないと思った。
そして、宗教よりもおいらを選んでくれるんだってわかったのがすごく嬉しかった。
投票に行くことは彼の言う通り「国民の義務」だけど、ちゃんと自分で考えて投票しなければ意味がないとおいらは思うんだ。
きちっと自分の頭で考え、判断できるようになったらいつか一緒に投票に行きたいと強く思った。
くたくた。
金曜日が終わったゾー!!
わーわーわーい!
新人さんが入ってきて、そのお手本教材としてまたおいらだけ使われた。
なんしか班長は「この短期間でここまで育つ」と自慢したいらしく。
毎回おいらだけべた褒めに使われて、他の同期の3人には怒鳴り説教落としていくのはまじ勘弁して欲しいところだ。
休憩時間、そろそろ溶け込みにくくなってきとるがな。
怒られたことや失敗の愚痴で3人が盛り上がってるとこに、入れるわけもなく……。
朝の挨拶を、ちょっとシカトっぽくされたのは悲しかった;;
同期Aさん : 基本を覚えられず、失敗多、何かあるごとに上司に質問しては怒られ、成果も上がらない。基本を外れた応用的なことは一切しない。
同期Bさん : 基本を覚えられず、失敗多、勝手に基本を覚える前に外れて自己流に変えてしまい致命的なミスが多い、基本を外れるなと毎日怒られる、が成果はそこそこ上がってきている。
同期Cさん : 基本は最初に覚えた、仕事内容も慣れた感じで成果そこそこだが、たまに勝手に応用を入れて怒られる。
おいら : 基本は最初に覚えた、失敗なし、基本から反れることなく成果を上げるが、そろそろ応用しろと要求される。毎回、入ってくる後輩の手本。
……これでもまだ謙遜して書いてるの!
この状況で、四人仲良かったのにおいらだけ外されていくのが自然っちゃ自然に見えなくもないのよね;;
ていうか仕事の内容とか会社のこととか、覚える系はおいら得意ですぐ把握した。
教科書人間だから自己流とかがむしろ苦手だけれど。
だからって頑張らないわけにいかないし、頑張れば頑張るほど友達は減るし、人生裏目の法則だわーorz
同期Cさんがまだ一番話しやすい、かな。
ただでさえ成果で差がついてぴりぴりしてるとこに、3人に雷、おいらに飴、じゃ気まずいことこの上ないわ;ω;
*******************
そういや昨日、うちの会社の目の前に駅があるんだけどその広場(職場の窓から見える)にとんでもない人だかりができてた。
おばちゃんたちの噂情報によると、小泉首相が来るとのこと。
昼休みに飯買出しに出かけたら、ちょうど前を通りかかったところで小泉首相がしゃべりだした。
「○○の皆さーん! 元気ですかー?!」
え、猪木かなんかのパクr……w
さすがに一国の首相となる人はしゃべり上手だなぁと思った。
会場の空気を読むのが上手いのか、すぐにその場を小泉ムードに変えてしまって、みんながそこに集中してた。
1分ほどしゃべって、地元の候補者とバトンタッチ。
でもおいらはそれどころじゃなく、警備員だらけの道をコンビニまでたどり着くのに必死だった。
あんま、興味なし。
小泉さんでいいと思うけど、だからってその候補者がいいとは限らないでしょう。
それとこれとは別と考えたい。
先日こんなことがあった。
職場でお局様系の人が突然親しげに話しかけてきて(普段は挨拶程度)、~党の~さんに投票して欲しいの、と言ってきた。
彼氏の宗教の党と同じだったので、ああ、またかと思った。
「はい、考えときます」
イエスとは言わないおいら(爆
「なんでなんですか?」
聞いてみたくなって聞いた。
「え? うん、いいから入れておいて欲しいねん」
え、いや、理由聞いてんだけど-ω-;
理由もないのに(もしくは言わずに)人に勧めるってどうなんっておいらは思う。
例えば、目的があって自分はその目的を支持していて叶えて欲しいと考えてるから、誰々さんを応援しているの、あなたも今度機会があったら見てみて欲しいの、とか言えば、そうですかわかりました、見ておきますねと答えるのだけども。
理由もなしに、誰々さんに投票入れておいてね、てのは、恐ろしい考え方だと最近強く思うようになった。
「そうですか。 有名な人ですよね。 考えておきます」
↑あくまでイエスと言わない。
そしたら。
その直後からいじめに遭いましたよ?
今までそんなこと一度もなかったのに、いきなり生ごみをゴミ袋から取り出して別の袋に入れなおしておいて、とか、かなり冷たい口調で。
そのあと無視とか食らいました。
ふう、なんと立派な志でしょうね。(毒)
みんながみんなこうではないとは思うけど、こういう考え方の人が集まったものが政治を動かすことの怖さ。
超怖いんですけど……。
その党の政治家を勧める理由をおいらは生きてきてまだ一度も聞いたことがないです。
その宗教の政治家であること以外で、その党を応援している理由があるのか聞いてみたい。
※宗教バッシングっぽいけどそうではないです、気を悪くされた方がいましたらごめんなさい。
ただ、疑問に思ったのです。
弟とケンカ
うちの弟くんは妙な子です。
おいらと母上に可愛がられて育ったのでわがまま放題で、母上は弟の言うことには何も反対できない人。
短気ですぐ逆ギレし、度胸も根性もない、そしてよく嘘をつく子です。
わかってるのです、わかっているのですが、「今度こそ」という言葉に負けておいらと母上は彼のためにいつもお金を出してしまうのです。
専門学校へ通う弟のために、母上とおいらで必死で働いて生活費と学費と交通費と、芸術系専門学校には付きものの多額の教材費。
毎月万単位でぽんぽん弟に母上を通して請求くらう。
おいらが苦しくなって出せなくなると逆ギレ。
そんな弟が、今日(9月8日)おいらが残業してへとへとで帰宅して夕飯にかぶりついていたら。
ビール缶2本をテーブルに転がして真っ赤な顔に上機嫌で話しかけてきた。
「あんた、顔真っ赤やでー」
「久しぶりの酒やからうれしいねん」
「久しぶりって、ついこないだ(2~3日前)も飲んでたやん」
「はぁ? 知らんの? 俺毎日飲んでるねんで?w」 (←なぜか自慢げ)
おま……、
こちとら、弟の教材費の請求が母上からくるのに脅えて、毎日昼飯を200円で抑えて頑張ってるっつうのに、毎日飲んでるだと?!
しかも、毎日たばこも吸ってる。
「うちがどんだけ昼飯我慢して残業してあんたの費用捻出してると思ってんのよーっ!><」
「あぁ? 知るかよ。 ざけんな」
そう言って逆ギレして超不機嫌に部屋へ戻っていった……。
ああぁ?!
まじ、キレるのはおいらの方やっちゅうねん……ピキピキ。
「渡してたお金、もしかしてあの子のたばこや酒代になってたわけ?」
母上に問う。
「え、いや、学費も必要やし……」
「たばこや酒我慢したらもっと必要なかったんちゃうの? 結局夏休み中一度もバイトしなかったんでしょ?」
「いや、その、あの……」
プチーン。
仕事で疲れてるのも手伝ってむちゃくちゃ腹が立った。
怒るっていうか、おいらが一生懸命貯めてた貯金、そんなことに使われて、なんであんな態度取られないといけないのかと思うとむしろ悲しくなってきて。
隠れて泣いた。
しかもこの会話の直前で、おいらが夜遅くに帰宅するの怖い、と母上と話していたのを、
「何が怖いねん、そんな歳ちゃうやろ。 怖いとかおおげさすぎやわ」
とバカにした。
ほんま、こういうあほな男がおるから世の中は……。
そのくせ、俺は人間が出来てるとか、友達に「根が強い男」だと言われてるだとか、延々自慢話。
おまいのどこが根の強い男だあああ!!
自分の夢叶えたいんならバイトくらいしろおおお!!
短期のバイト、ネットで見ようか? と言った時、おいらをうるさいうるさいと悪魔のような扱いして自分で探すと豪語し、挙句一度もバイトの面接すら行かず、夜通し友達が泊まりにきてどんちゃん騒ぎしだす始末。
バイトしなかったの? と聞くとまた逆ギレ。
正直、こんな男、身内じゃなかったら関わりたくないぞ!
これで自分は100%正しくて強くて良いヤツだとか思ってるとか、ありえなくねーか!
以前載せた、弟のやった心理テストの結果見てわろてください。
少し彼に愚痴を聞いてもらって、おいら決めた。
バイトもしない、酒飲んでたばこ吸って、自分ひとりで生きてるみたいな態度取るような弟にもうお金出さない。
もう、おいら知らない。
ふー、愚痴吐いてすっきり。
変質者にワゴン車に乗せられかけたこと
一週間前の記事 で書いた、変質者に追いかけられてワゴン車に乗せられかけた話。
おいらが二十歳、大学を休学し深夜遅くまでバイトしまくって実家の生活費を稼いでた頃。
深夜1時半頃だったと思う。
バイトを終えてくたくたになりながら自転車でいつもの帰路を通って、十字路を曲がった時ふと視界に不自然なカーブを描くワゴン車が目の端に入った。
妙な気持ち悪さを感じて、やや早めに自転車をこいでいたんだけどあっというまに追い抜かれて、おいらの3m先くらいでグレーのワゴン車が停車した。
中から普通っぽい30代くらいの作業服のようなものを着た男の人が降りてきて、サッとおいらの自転車の前へ飛び出てきた。
その男は走っているおいらの自転車を正面からガシっと両手で掴んで、自転車が止まったのを確認するとおいらの横へまわった。
「……ちょっといい?」
咄嗟のことであっけにとられたおいらは何もできなかった。
男はおいらの両腕をおいらの背中へまわし、おいらは羽交い絞めにされてしまった後で我に返った。
やばい、と思った。
「ちょっといい? ちょっと、ちょっといい?」
いいわけないやろ!
男はそのまま、おいらの腕を羽交い絞めにしたまま、半分開いたままのワゴン車の中へ引きずるようにして引っ張っていく。
当時夏の終わり、ワゴン車で女性が連れ去られて強姦されそのまま殺される事件が多発していた。
ニュースでもそんな話題ばかりで、おいらの頭にもすぐにそれがよぎった。
と同時に、下手に強く抵抗するとすぐに刃物を出されてしまうからそれもだめだ、と報道していたのを思い出した。
空手と剣道の心得のあるおいらだけど、それが気になって強硬手段には出ず、とりあえず大声を出してみた。
捕まえられた場所は、小さな短いトンネルを出てすぐ、目の前はハローワーク、すぐ先に小学校、向かいは田んぼと大きな公園。
市内に田んぼなんて小さいの3こくらいしか見た覚えがないのに、こんなところに小学生の育成用田んぼがあるんだなぁorz
……昼は賑わうが夜は一切人が通らない場所だ。
叫んだとて誰も気づかないだろうことは、その小学校出身で超地元民のおいらにはすぐわかったんだけども。
おいらの大声にその男の羽交い絞めにしている腕の力が一瞬弱まったの。
今だ、と急いで腕を振り解き、自転車を強く漕ぎ出した。
小学校の角を曲がり、真っ直ぐ全速力で進む。
後ろから再びワゴン車が追ってくる。
あっというまに、もう追いつかれる、というところで大きな道路の信号に差し掛かった。
それを渡ってしまえば、50mほどで実家のマンションがある。
でも、大きな道路の信号は赤。
結構大きな道路で、夜中でも頻繁に車が行き交う。
赤信号を見て、終わった、と思った。
でも自転車を漕ぐ力を緩めなかった。
ここであいつに捕まるよりは、道路に飛び込んで死ぬ方がマシだ、って思ったの。
思い切って道路に飛び出した。
後ろでワゴン車が赤信号で止まるのが見えた。
衝撃を予測しながら、震えながら飛び出したんだけどそこには車が通っていなくて。
よく見ると大きな道路の、おいらがいる横断歩道の信号は赤だが、すぐ5mほど向こうにある横断歩道の信号は青のまま。
おいら思い出した。
この大きな十字路の横断歩道の信号は片方だけ遅れていて、手前が赤でも奥が青であることがある。
そしてその時、車側の信号は赤なのだ。
地元民じゃなかったら気づかなかったかもしれない。
(やっぱ、こんなとこで死んでたまるか!)
渾身の力で全速力で渡りきって、途中で青信号に気づいたらしいワゴン車すら振り切ってマンション敷地内へ入った。
大きな公園の中にあるマンションなので一旦入ってしまえば車は入れない。
家はバレてしまうけど……。
自転車をとめて急いで携帯電話を取り出して母親を起こし、ドアを開けてもらって中へ。
なかなか震えがとまらなかった。
次の日の新聞で、同じ市内のすぐそばの近所で、ワゴン車で女性が連れ去られ、死体で戻ってきたというニュースが載っていた。
同じ犯人かどうかはわからないけど鳥肌が立ったまま、しばらく母親と凍ったのをよく覚えてる。
もし同じだとしたらそこに載っていたのはおいらだったかもしれないし、おいらが助かったせいで殺された女性がいるのかもしれないと思うと本当に怖かった。
その日、バイトの休憩時間に警察に連絡して巡回をお願いした。
怖いのでタクシーで往復。
弟が家の外を見回ってくれて、毎日必ず怪しいワゴン車が停まっていることがわかった。
警察の巡回は全然お願いした時間ではなく、それもたった一度だけサーっと早い速度で音も鳴らさず通り過ぎるだけだったらしい。
下手すりゃ気づかないほど。
タクシーで往復していれば大丈夫だろう、とそれから一週間、毎日タクシー通勤。
事件の日から一週間した頃、いつものようにタクシーで帰宅し、車から降りてマンション敷地内へ入ろうとした瞬間、背後から視線を感じた。
寒気というか、背筋が凍るというか、嫌な感じが走ったの。
振り返るとそこにはあのワゴン車が停まっていて……おいらが振り返った瞬間、ワゴン車の小窓がスー…っと開いた。
ギャァー!!
全身の毛が逆立つくらい恐ろしく驚いてマンションの中へ思いっきりダッシュして走った。
もう本当に怖くて怖くて……。
それからしばらくはタクシーを降りる時はマンション裏側の違う入り口へ遠回りしてもらうようにして、タクシーから降りる時は母親か弟に降りてきてもらって、近くにきてもらってから降りるようになった。
なぜならそのすぐ後に、タクシーを降りる瞬間を狙って連れ去られて襲われ殺された女性の事件がいくつかニュースになったから。
見張っていた弟いわく、一ヶ月以上そのワゴン車は毎日停まっていたそうだけど(弟も危ないから友達と一緒に散歩がてら見ていたらしい)、おいらが現れない日が続いたせいか、ぱったりとワゴン車の姿を見なくなった。
毎日じっと見張られているのかと思うと本当に怖かった。
それ以来3年経った今も、夜にそこを通ることができない。
なんて恐ろしい世の中なんだ!!
自分の中の欲求を満たしたいがためだけに、どれだけの人が脅えて、傷ついているかもっとよく考えて欲しいと思う。
そら姉さまの記事 を見て、おいらも書こうって思ったんだけど、ほんとにほんとに恐ろしい。
あの犯人、パっと見、不良っぽいとかヤクザっぽいような人じゃなかった。
いかにも普通の、髪も黒くて本当に普通っぽい男の人。
だからこそ余計気持ち悪くて、ぞっとした。
彼のこと、おいらのこと。
気にしないようにしていたのが体に負担がきたのか、水曜の朝方4時頃、胸のあたりから下あたり全体にすごい気持ち悪さに襲われて、座っていられない、寝ていられない感じ。
痛みとはまた違う、吐き気と気持ち悪さ、体がばらばらになってしまうような感覚が怖くて救急車呼んでもらおうか迷ったけど我慢して、朝になって少し楽になったから普通にお仕事行った。
声に力入らなくて困ったけどしっかりよい成績出せてよかった。
火曜、関西はすんごい雨が降って、おいらが帰宅する時間が一番ひどくて、彼が心配して車で迎えにきてくれた。
そのまま一緒にご飯食べて、おうちでピノ食べて、月曜と同じように深夜に帰ってきた。
(朝方4時頃に気分悪くなったのはこの後↑)
月曜、一緒にご飯食べた後おうちでテレビを見ていて、たまたまかかったのがよりにもよって「キスイヤ!」という番組。
浮気やら不倫やら嘘やらを恋人たち&夫婦たちが暴露する番組ね……^^;
今までは面白いから他人事のようにけらけら笑いながら見てたんだけどこの日のおいらはそうもいかなくて。
やっぱり浮気ネタがあったので、ちょうどいいと思って話を振ってみた。
浮気していた旦那さんが、浮気相手の女の子に奥さんへ全てバラされて直後平謝りになるシーン。
「こういうのもバレるまでは浮気してないって言ってたんだろうなぁ、バレなきゃいいってもんじゃないよねー」
これ後から思ったけど、おいら結構毒吐いたかも?^^;
「うむ」
「おいらが浮気したらどうする? 怒る?」
「えっ? いや……怒るとかよりも、泣いちゃう;;」
「ぇ、泣くの?(笑」
「泣く;; それ以外のこと考えられない;;」
この時の彼は全然おかしなところもなく、うろたえてる感じもなくて。
普通に他人事としてテレビ見て感想話してるだけっぽかった。
彼を試すようなことしてちょっと罪悪感は感じるけど、この程度で探るのが今はベストかもしれないって思ったの。
あんまり疑うようなこと言ったらきっと傷つけてしまうって思った。
そら姉さまの言う通り、髪の毛の件の時におろおろしていたのは、おいらの不安を取り除く自信がなくてうろたえた可能性も大きい気がしてきた。
ていうか、泣く、って言った時ちょっとかわいかった(笑
おいらが浮気するなんてこと、考えたことなかったらしい。
やっぱりちょっと罪悪感orz
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ブログでもらったコメント、彼の態度、彼の愛情、髪の毛が落ちてたという事実、頭をぐるぐるしてました。
たくさん、たくさん、思いの詰ったコメントありがとうございました。
スポンジのようにいっぱい吸収して、共感したり目からうろこだったり安心したり。
一人で抱え込まずにこうしてたくさんの人に聞いてもらえて、助言もらえて、落ち着いて考える機会を得られたこと、本当に財産だと思って感謝しています。
ひとつひとつ大事に読みました、うざいくらい長いレス書いてすみませんorz
記事にひとつにまとめようかと思ったのですが、余計長く読みづらくなりそうで、やっぱりそのままレスしました。
読みながら、レス書きながら、自分の中で湧いてくる想いと消えゆく気持ち、再確認したこと、たくさんあります。
以前そら姉さまが仰ってた、全てが彼に出会うためにあったんじゃないか、ってお話。
今このタイミングでこういうことが起きたのもきっと何か意味があって、おいらはそれを乗り越えなくちゃいけない時がきたんだと思います。
今回のことがおいらの勘違い(であって欲しい)だったとしても、これから絶対に起こらないとは言えない、その時おいらには準備ができているのか、どうするのか、考える機会なのかもしれない。
今のおいらは、しぃ姉さまが仰る通り、彼の嘘を受け入れる準備ができていません。
おいらが彼でも、きっと言えないだろうって気づきました。
そこはおいらの未熟さというか不安定な部分で、何かあった時、彼は嘘をつく一択しか得られない可能性があるんですよね。
もちろんないに越したことはないし、そうであって欲しい。
けれど万一彼が後悔するようなことをしてしまった時、彼の嘘がおいらを欺くためのものではなくて、おいらを手放したくないがために嘘をつくとしたら。
間違いなく彼はおいらを愛してくれているし、もちろんおいらも。
うー。
やっぱ嫌だー><
て思っちゃうけど……そんな必死な彼をおいらは許せないなんて言えない気がしてきたのです。
もちろんそれが最初で最後の過ちで、二度とないことが大前提ですが……。
何度もなんていうのはさすがにおいらは耐えられることは一生ないと思いますorz
それを全て踏まえた上で、今回は彼の言葉を信じてみよう、と前向きに少しなれました。
まだ思い出しては疑心暗鬼になることもあるけど、彼がおいらを大事にしてくれて愛してくれている気持ちだけは間違いがないとここ数日で逆に実感させられたんです。
彼がおいらを悲しませるようなことはきっとしない、欺く嘘はつかない。
自分でもまだまとまりきっていないというか、完全な答えを出すには至っていませんが今はそんな状態です。
ほんとに真剣に考えてくださって、ありがとうございます。
それが一番の励ましになっておいらの精神状態を安定させてくれました^^
--------------------
宗教の件で初めて、選挙の投票先を指定されたというのは、こないだの週末のこと。
(時間軸前後しまくり。 髪の毛見つけた週末の話)
ニュースで連日流れる選挙の話題を見ながら二人で話してた。
実はおいら、選挙に行ったことがない。
というのは、今のおいらの地区の立候補者に納得がいっていないから。
いつも当選しているのがちょい有名な人で、それが彼の宗教に絡んでいる党なの(大体わかっちゃったりして)。
おいらはその人に投票したいとも思わないし、だからといって別の人を見ても、その人に当選してもらいたいとも思わない。
妥協して適当に投票するより、おいらは無投票に投票したいと思った。
投票率の悪さを見ろーみたいな、今の状態に納得していないんだぞ、と密かな抵抗。
投票に行きましょう!とはよく聞くけど、全員自分の納得のいかない、当選して欲しくない人ばかりなのに無理に適当に投票する方がおいらは問題あると思うのだ。
特にその宗教に入っている人は執拗に、だれだれに投票してね、と言ってくるんだけど(職場でも言われた)、票が余ってるならかき集めたいみたいな感じがして好きじゃないの。
どうして投票して欲しいのかとか理由聞いたことないし^^;
「おいら投票行ったことないんだ~」
「それはいかん。 国民の義務だぞー」
「うん、そうなんだけどねー。 ここって○○さんいるからあんまり投票行く意味ないよねw」
「今度一緒に行くか」
「そうね~。 うーん、でもおいら投票する相手いないなー」
「○○さんでいいんだよ」
ちょっと、彼らしくない感じだった。
おいらがやることを先に彼が指定してくることは普段ないから。
語気もいつもより強くて、正直おいらは面食らった感じだった。
その時は慌てて話題変えたんだけど、少ししてからやっぱりそこは譲っちゃいけないことのような気がして。
「おいらやっぱ投票行くのやめる~」
「えー」
「今のこの地区の選挙に納得してないから、無投票に投票するよー。 誰にでもいいってわけじゃないし」
「ふむ……そうか。 なるほど」
最後には渋々、納得してくれたようだった。
宗教って怖いなって再認識した一件。
彼が彼らしくなくなる一瞬は、いつもこの宗教絡みな気がする。
彼は二世さんだから親の宗教をそのまま受けてるんだけど、彼が彼自身で生きて考えてきたものと、育つ上で根強く植えつけられた宗教の考え方がうまく合わさっていない。
中学以降大学まで、その宗教の学校で育ってるわけだけど、ほんとの彼らしさは宗教を忘れている時に現れてるっておいらは思う。
彼がこういう人であって欲しいというような感じではなくて、彼自身が自然体で無理なく笑っているのはそういう時だと思うの。
宗教のことに触れて話したりそれに関する話題がちらっとでも出た時、彼が無理しているようにしか見えない。
おいらは気づいて欲しい、幸せは宗教じゃなくてあなた自身が持っているってこと。
やば、超睡魔……
1:30頃帰宅して、慌てて途中のイメージバトンを仕上げたら2:30になってた。
ギャース。
明日は昼から出勤とは言え、意識が飛んでいきそうなくらい超眠いorz
頂いたコメントから得られるものがすごくすごくたくさんあったので、記事にしようと思っていたのに体力が持たなさそうです;ω;
たくさんたくさんありがとうございます><
火曜は残業しなくちゃですがそれを励みに頑張ります!
イメージバトン
しぃ姉さま からイメージバトンを頂いた^^
1、テーマ : これから先、泣いてしまいそうなこと
1こ前の記事の件の直後なので、なんだかタイムリーというかジャストなお題。
ていうか姉さまたちのありがたいコメントにすでにちょこっと泣いた;ω;
○うれしくて泣くこと○
全ての涙はこれであって欲しいと願っちゃう。
でもうれし泣きする時って、その裏に不安要素とかつらいことがあって、その反動で優しくされた時に出てくることが多いかなぁ。
例えば今みたいに、ブログを通じて不安なことを打ち明けて、それに対して親身になってもらえたり助言をもらえたり、悪いことは無いにこしたことはないけど、そういう時に気づくありがたい、嬉しいことってたくさんあるのかもって思う。
だからこれからも泣いてしまいそう。
○感動して泣くこと○
韓国ドラマ!(それだけ)
泣いてしまいそうorz
○悲しくて泣くこと○
彼とのことが一番ダメージ大きいと思う。
家のこと、父親のことで泣いたり、父親の悪夢を見て泣き叫びながら目を覚ますこともたまにあるけど、でもそれは風化した悲しみというか、今現在の一番の悲しみじゃないことは確か。
1こ前の記事の件で、おいらは彼に対して責めるようなことを何も言えないんだってことに気づいた。
盲目的に彼を信じることで意見することから逃げて、衝突を避けたいと思ってる。
多分、少しでも何か言おうとしたなら、自分が泣いちゃうかもしれない。
タイムリーなネタだ……。
涙は女性にとって、ストレスを発散するものらしいです。 (男性は違う)
泣くことを我慢することは不健康?
これを知ってから、つらい時は涙をこらえるのではなく、できるだけ遺恨を残さぬくらいしっかり涙を流してしまおうって心がけてる。
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うお、今(19:15)、彼と急にご飯行くことになった……^^;
慌てて化粧直しして行ってきます><
まだ全然解決してないけど、意識しながらコミュニケーション取ってみようと思います。
行ってきます!!
(バトンの続きは戻ってきてから追記します!)
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<追記>
ただいまー^^; (1:50)
カレー食べて、ピノお徳用サイズ買って彼の部屋で食べて戻ってきた。
バトンの途中で、ばたばたしちゃったw
さ、バトンの続き!
2、次のテーマ(バトンをまわす人へのテーマ)
「至福の瞬間」
です。
どんな時にどんな風に幸せを感じるのか知りたいです^^
3、バトンをまわしてくださった、しぃ姉さま へのメッセージ。
いつも親身になってくれて、そっと背中を押してくれたり時には冷静に引き戻してくれたり、大大感謝してます!
会ったことはなくても心の中を打ち明け合える人がいること、おいらは財産だと思ってます^^
情緒不安定な末妹ですがこれからもよろしくです!
バトンタッチ、て3人なのかな。
急ぎませんのでお時間ある時にでも、よろしかったらお願いします^^
一応バトンがかぶっていないかブログ内検索をかけておきましたがもしかぶってたらすみませんorz
女性の髪の毛が……
ただいま><ノ (日曜深夜1:30過ぎ)
見つけてしまった。
金曜の夜、彼のおうちに行って少しくらいの頃、トイレへ入って出る時にふと、手を洗う台のところに髪の毛が落ちてた。
こんなとこに髪の毛落としてもーたわー、と思って片付けようと拾った瞬間、背筋が凍った。
パーマかかってる……この毛。
おいらは黒髪(ほんの少し、黒すぎて重くなりすぎない程度に茶色入れてる程度)のストレート。
彼は短髪で若干シャキっとした髪質。
その落ちてる毛の長さはおいらの髪の毛くらいだけど明らかにその毛にはウェーブパーマがかかってた。
サーっと血の気が引く。
まさか、と半笑いしながら自分の髪を抜いて並べてみた。
違う、違いすぎる(汗
細く黒でストレートなおいらの毛、それよりさらに細く、強くウェーブのかかったこの落ちてる毛。
並べた瞬間、一見してわかるその違いに鳥肌ものだった。
彼に限って、彼だけはそういうのないよ、って頭の中で格闘しつつ、その毛を、落ちてた場所にそっと戻してトイレを出た。
「友達とか誰か来てたの?」
彼の背中に向かって聞いた。
「ん? 誰も来てないよ。 もうずっとend-ear以外は」
友達が数人で来たとか、友達が彼女と一緒に遊びに来たとか、なんかそういう答えを期待してた。
「そっか」
「なんで? ……なんかあった?」
「ううん」
で、おいら自ら話を逸らした;ω;
だって、怖くて……。
もし、もし彼が万一浮気なんてしてたらって思ったら、今おいらの中で絶対的に信用してる彼を失うことになったら、って……。
高校時代に彼氏と、毎日一緒にいた女友達に浮気されたことがあって、その時も気づいてるのにそのことを突きつけることができなかった。
あの時は子供だったからっていうのもあるけど、おいらはやっぱり怖いんだと思う。
よく女の子で浮気の証拠掴んで彼氏に突きつけてるシーンとかテレビで見るけど、あんなことよくできるなぁって感心してしまう。
おいらは証拠らしきものを見ても、あわよくば見なかったことにしたいとすら思ってしまう;;
彼を失いたくないから?
彼を信用している自分の想いを崩したくないから?
さらっと会話を変えて流したのだけど、少ししてから彼の方からまた話を振ってきた。
「さっき、友達来たの? って言ってたけど、なんかあった? なんだったの?」
「ん……」
面食らって変な間を作ってしまった。
仕方なくトイレで見つけた髪の毛のことを話す。
「トイレにおいらのじゃない髪の毛が落ちてたから、誰か友達来てたのかなーって」
「ええっ? end-earのじゃなくて?」
「パーマかかってたからおいらのじゃない^^;」
女だからわかるのかもしれないけど、パーマかかってる髪の毛とそうでない髪の毛ってかなり違う。
あの思いっきり、うねってる感じはおいらのストレートな髪ではありえなかった。
「だ、誰も来てないんだけどな、なんでだろ。 妹のか? いやまさか、そんなことないわな……」
一言で言えば挙動不審。
彼がお盆休みに車で4時間のところにある実家へ帰った際、妹さんを車に乗せたことは聞いたけど、車に乗せただけで彼に妹さんの髪の毛が乗って、トイレで落下するだろうかorz
本人もそれは無理があるなと思ったのかすぐに訂正した。
「誰も来てないよ、誰のだろ。 ほんとにend-earのじゃないの? ドライヤーで焼けたやつとか……」
「うん違う^^; ドライヤーで焼けたやつならわかる。 誰も来てないんだよね?」
「うん、もうずっとend-ear以外は友達も家には来てない」
「そっか^^ ほ、ほら、一応ね、女の子の毛じゃないことを確認しておこうかなぁって思って」
「大丈夫、俺はend-earマニアだから」
「うん^^」
……ええ、納得してないですよ、してないですよ;ω;
でも怖くてそこでまた自分から話題を変えてしまった。
ちょうどこの金曜日が女の子の日の二日目で、頭痛やら腰痛やらで気分滅入ってたのも手伝って、内心超ブルーだった。
怖い。
彼を絶対的に信じてる現状を失うのも、彼を失うのも怖い。
そして少しでも彼を疑おうとする意識が自分の中に生まれつつあることにも吐き気がした。
でもあの髪の毛はおいらのじゃない、なのにここには誰も来ていない。
不機嫌でもなく無愛想でもなく普段通りに優しく接してたけど、無意識においらの口数が減っていたらしく彼の方が多弁になってた。
心配されたけど、全部女の子の日のせいにした。
彼はたばこを吸う時、おいらがたばこ恐怖症であるので(元ぜんそく持ちで気管弱し)必ず煙が漏れなくて換気扇のあるお風呂場かトイレへ行く。
この時もお風呂場へたばこを吸いに立ち上がったんだけど、彼はたばこと同時に携帯を手に取った。
そのまま黙って持って行けばおいらは何の違和感も持たないどころか、携帯を持って行ってることにすら気づかなかったろうに、明らかに挙動不審に、
「あ、携帯、持っていくから、あ、なんかあったら、メールして。 あ、ワンコールして、家の中で変な話やけど」
おいらの反応が鈍いせいか、過剰に身振り手振りが多く見えた。
彼は最近必ず携帯にキーロックをかけてる。
(本人がパスワード入れないと操作できなくなる機能のこと)
スライド式の携帯だから(パカっと開くタイプじゃなくてスライドして開ける小ぶりなやつ)ボタンを不意に押してしまわないためだと思ってたんだけど、それすら不審に思えてきて……。
そんな自分がすっごく嫌だった。
変わらず彼は優しいし、べたべたに愛されてる実感もある。
疑おうとする意識が生まれるなんて彼に対してなんて失礼なんだ、っていう思いと。
それに相反する気持ち、こんなに無防備に信じちゃって、嘘つかれてたらどうする? って思い。
きっと女の子の日の最中だから混乱してるんだ、そうなんだ、と言い聞かせて自分を落ち着かせた。
今は色々考えちゃだめだ、体が楽になってからブログで文字にして冷静に……。
なるべく考えないように、むしろ完全に忘れてしまえ、くらいの勢いで楽しく過ごすように努力した。
浴衣着て近所のお祭り行ったし、いか焼きとか焼き鳥とかおいしいもの食べたし、浴衣姿も褒めてもらえたし。
二人でピノにハマって食べまくったし。
で帰る日の日曜の夜、大河ドラマ見た後、一人でお風呂に(女の子の日の週は一人で入る)入ってる時に髪を洗っていて、トイレに落ちてた髪のことを思い出してしまった。
明日から5日間会えない、急に胸の中がざわざわした。
やっぱりもう一度ちゃんと、会えてる時に、忘れないうちに聞こう、そして伝えたいことを伝えておこう。
そう思って、お風呂から上がって帰り支度して、立ち上がって向かい合った時にもう一度話を振った。
怖いから抱き合った状態で目を見ずに言おうかと思ったけどそれじゃ意味がないと思い直したので、一旦体を離して。
「あのね、パーマのかかった毛のことなんだけど」
彼はすぐに何の話題かわかったみたいだった。
「誰も来てないんだよね? 女の子とか、来てないんだよね?」
「うん、来てない。 誰も来てないし、俺も誰の髪かわからん(笑」
「おいらが心配するからとか……」
「end-earは心配しなくていいの! 何も心配するようなことはないから」
「う、うん……。 おいらが心配するから言わないとか、そういうのは絶対なしで」
「うん」
「おいらは○○の言うことは全部信用するし、信じる、約束する。 だから○○は、おいらに絶対嘘つかないって約束して?」
「うん、つかないし、ついたこともないよ。 約束する^^」
約束のちゅーして帰宅した。
ほんとはそれ以外にも、選挙直前のせいでやたら彼の宗教の人がインターホンや電話鳴らしてきて、彼が気まずそうに全部シカトしてたり、毎日のように置手紙が置いてあったり、初めて投票する相手のことで「この人にしとき」と言われたこととか、他にもブルーなことはあったの。
(宗教の件はまた別記事で書くとして)
おいら、全部見て見ぬフリしてる。
全部信じてるのに、信じてるって言ってるのに怖くて何も聞けないなんて、おかしい?
どこかで何かにびびってるところがあるから、怖気づいて聞けないんじゃない?
葛藤、葛藤。
彼と約束したのに。
全部信じてるって。
信じてるのにびびってる。
愛されてる実感も自信もあるし、自分の気持ちにも揺らぎなんてないのに。
今の平穏を少しでも崩したくなくて、荒らしたくなくて、そっとしておきたいような、そんな妙な抵抗してる。
帰る直前にもう一度聞き直せたことは成長したと思う。
伝えたいことは伝えた。
絶対嘘はつかないで欲しい。
彼に話を聞くというよりも、上からかぶせるようにそうお願いをした。
彼は約束してくれた。
おいらはおいらの言葉通り、自分を信じて、彼を信じていけばいいんだよね?
もし彼の部屋に内緒で他の女の子が来ていたとしたら大問題なんだけど、そうでなかったとしても、今回は自分の中の心の欠陥をまた見つけてしまったと思う。
何に脅えているんだろう。
幸福恐怖症で幸せを自ら壊すようなことはなんとか避けてこれているけれど、少しの違和感がこれだけおいらの心中を揺らすものだとは。
考えすぎ? 普通、やっぱ心配になる?^^;
うー。
怖いよ。
何か掴み所のないものと格闘しているような気分で、怖い。