残業のあとのお楽しみ。 | 幸福恐怖症を抱えた女の幸せ探し

残業のあとのお楽しみ。

 

 昨日、残業して帰りが遅くなったおいらを彼が車で迎えにきてくれた。

 

 もうね、慌ててトイレで化粧なおs……(略

 

 

 いつも行っていたお寿司屋さんの駐車場へ車を入れてから、電気が点いていないことに気づく。

 金曜の夜でも客がおいらたちだけという、いつ潰れてもおかしくないよね、と二人で話してたお店だけに心配になって正面へまわる。

 

 

「閉店て書いてる……」

 

 

 すぐそばに回転寿司の有名チェーン店ができているせいで、その高めのお寿司屋さんはがらがら。

 でも手を抜いている様子は全くなくてむしろおいしーくて、まるで貸しきってるような気分でいつもデートしてた、ちょっと思い入れのある場所でもある。

 あのおいしい玉子焼きとうなぎを焼いていたおじさんはどこ行ったのかなぁ、なんて心配したりも。

 

 

 仕方なく、その近所の回転寿司のチェーン店へ。 (ちょっとだけ罪悪感w)

 わさび抜きのお皿が大量にまわってることには、彼は満足w

 彼はわさびが少し苦手なのだ。

 おいらはおいしいおいしいと言いながら食べていたのだけど、彼は、新しいとこ探さないとなーと呟いてた。

 でも値段は半分以下になったからリーズナブルでいいかも?

 舌の肥えてないおいらにゃ正直あまりわからないしorz

 でも、鮭とろ軍艦の上に乗ってるいくらが石のように硬くなってて、その上鮭とろの上部分が乾燥して茶色くややカリカリ気味になってたのはちょっと凹んだw

 噛めないいくらとか切なすぎorz

 

 

 そのあと彼が寄ったのはゲーム屋さん。

 実はその、潰れたお寿司屋さんの向かいにあって、いつもお寿司屋さんの帰りに寄っていた所。

 昨日寄ったのは、新発売になったゲームボーイmicro を彼が買うため。

 最近コマーシャルでよくやってるアレです。

 なつかしのスーパーマリオの音、彼も魅了された少年の一人。

 本体のカラー選びで、黒かファミコンカラーかでしばらく迷っていた彼がおいらに助けを求めてきた。

 

 

「どっちにしたらいい?;;」

 

 

「○○(彼の名前)は黒を買ったら、絶対あとでチラシとかCM見かけるたびにファミコンカラーにしとけばよかったって思うと思うよw」

 

 

「そうか、じゃあファミコンカラーにしとくか!」

 

 

 彼はものすごく優柔不断だけど実は心は決まってる、というタイプの人だと思う。

 つまりそれを見抜いて、ポンと背中を押してあげるのがおいらの役だと。

 なんとなくそこは付き合い始めの頃から息が合ってた^^

 違うこと言うと明らかに、違う、という顔をするのもちょっと面白くてたまにやるんだけど(爆

 

 

 早速持ち帰って、新しいおもちゃを得た少年のような表情で開封していく彼。

 

 

「子供みたいな顔しちゃって~(笑」

 

 

「子供です^^」

 

 

「でかい子供やなー」

 

 

「 ;ω; 」

 

 

 なつかしのマリオの音が聞こえたら、なんだかおいらも嬉しくなった。

 多分、5歳くらいの時に初めてプレイしたと思う。

 横スクロールの、飛んだり跳ねたりするのが苦手で、すっごい下手だったけどw

 

 

 ちゃらっちゃららちゃらら~ん。

 

 

「あ、今マリオ死んだやろw」

 

 

 覗いてなくてもわかる。

 ゲームオーバーになった彼に代わりマリオ操作。

 どうやら1-2でゲームオーバーしていたらしく、あっさり彼のポイントを抜くw

 3-1の無限増殖で失敗し、3-2で撃沈、4-1も行ったけどあっさり乙だった。

 

 

「難しいもんだなー…」

 

 

 おいらのを見て彼が必死でかじりついてるのがかわいくて、それを見ながらお掃除とか用事を済ませた。

 最高得点が残るんだけど、おいらのポイントを抜いた!と嬉しそうに持ってきて見せる姿がめちゃくちゃかわいくて^^

 

 

 全く、反則だよ。

 いつも怖い顔してる34歳がそんな顔するなんて!w

 

 

 んもー、かわいすぎ(*ノωノ)

 

 

 

 そんな思わぬ収穫はあったけど、彼の勧めるままゲームしてたらつい帰りが遅くなって睡眠時間がちょっと短くなってしまった。

 朝から二人で、眠いねー、とメールで愚痴り合ったorz